item #
PD5-001
神功皇后
神功皇后
 神功皇后は、「古事記」「日本書紀」にも登場する英雄で、朝鮮半島の新羅攻めの指揮で有名な人物です。神功皇后の姿絵は、江戸時代以降に描かれたものばかりで、当時流行っていた浮世絵の「武者絵」の影響で、鎧をまとった勇ましい戦場での姿を描いたものが多いのですが、衣装、装備、武器のいずれもが時代考証的にはおかしい歴史絵としては問題のある図柄ばかりです。とはいえ、そうした姿が定着し、皇国史観の戦前まで本邦を代表する英雄キャラクターとして人気があり、その名残は日本全国で祭礼の山車人形として残っています。
 私ども「戦国堂」では、通常、新作人形を作る際には、その人物について、時代考証的観点から、深く研究し、その時代、人物にふさわしい(衣装、装備の)人形を産み出すことに拘っておりますが、今回の神話シリーズについては、そもそも正確な資料の残っていない神話時代の人物であるため、時代考証的考察は最小限にとどめ、現存する各地の山車人形等を大いに参考にし、多くの人に親しみやすく定着した姿にしております。
 神功皇后は、妊娠中にもかかわらず夫の天皇に代わって出陣し、戦場で冷たい石を抱いて出産を遅らせたエピソードで有名な女傑ですが、その男勝りのイメージが強く、多くの山車人形で、いかつくごつい男のような顔立ちをしています。しかし、戦国堂の人形では、人形としての美しい姿を追求し、顔立ちは美人で優しさも併せ持つ顔立ちとしています。記録によれば神功皇后の生存期間は日本史上の弥生時代にあたり、勾玉の首飾りは正しいとしても、豪華な絹の着物や、重厚な錦の御旗は、時代考証的に問題はありますが、日本各地の山車人形を参考にし、英雄皇后にふさわしい豪華な正絹の着物を着せた姿といたしました。


1/5スケール
神功皇后(出陣姿・錦の御旗付)
台座サイズ: W 360mm×
D 240mm×
H 30mm
全体の高さ(台座含む):  250 mm

http://www.1059d..com